日本の政治の終焉

※※※3月26日(月)※※※

手続きに瑕疵はない。 法律、法令、規則に従って実施している。 日本は法治国家だ」との政府答弁をよく耳にします。

法治主義」とは、本来、「人知主義」に対する言葉です。 国王や独裁者などの権力者が、「法」に則ることなく勝手なことをしない様に権力を縛ることです。

日本国憲法は、国民を縛るものではなく、日本の政治の暴走を阻止するために政治や政治家を縛るための法です。

「日本は法治国家だ」と言っていた日本は、実は法律、法令、規則なんてどうでもよいという官僚によって支えられていたのです。

その虚偽書類、虚偽報告により、国政が行われていたわけですから、日本は法治国家ではなかったと言うことになります。

しかし、日本の優秀な官僚が、何のメリットもないのにそんなリスクを負うでしょうか?

誰が考えても、官僚の犯した犯罪には、それなりの理由があるからということでしょう。 これは、「人知主義」を超えた、「忖度主義」です。

「法治主義」とは、「法的手続きが整っていたら何でもして良い」という意味ではありません。

民意を無視して政治が行われる様になれば、民主主義の崩壊です。 権力者の顔を伺う政治が横行する様にれば、独裁主義の誕生です。

財務省の公文書改ざん、厚生省のデータねつ造、文科省の教育への介入等々のニュース報道を見るにつけ、聞くにつけ、日本の政治の劣化、民主主義の終焉を感じます。

日本の政治の終焉に直球勝負。