大和言葉の勉強

※※※1月14日(日)※※※
最近、「大和言葉」が注目を浴びているそうです。 「大和言葉」に琴線がくすぐられるのは、日本の風土で生まれ育った言葉だからに他なりません。

また、「言霊」という言葉があるように、話し言葉には人柄がにじみ出ると言われます。 そこで、「大和言葉」について調べてみました。

日本には、外国から伝わった「漢語」、「外来語」と、生粋の日本語である「大和言葉」があります。

たとえば、「はじめる」と言う言葉は「大和言葉」ですが、「漢語」では「開始」、「外来語」では「スタート」になります。

しかし、残念なことに、最近は便利な漢語やおしゃれな外来語が主流になり、大和言葉が忘れられつつあります。

〇気持ちの機微(きび)を伝える言葉

「大和言葉」では、心を動かされた時の思いを「胸」を使って表現することが多くあります。

例えば、グッと来た感じなら「胸に迫る」、ズシンと来た感じなら「胸を打つ」、ジワジワ来た感じなら「胸に染みる」、安心した時には「胸をなでおろす」という言い方もあります。

ひと口に「感動した」といっても、その程度や感じ方は人それぞれ。その繊細な表現を伝えられるのは、わびさびを大切にする大和言葉だからこそです。

〇あふれる想いを伝える言葉

日常会話でしょっちゅう出てくる「すごく」、「ものすごく」、若者たちの言い方だと「超~」なんて言いまわしも、大和言葉の「このうえない」を使うと印象がガラリと変わります。
このうえなく美味しい」、「このうえなく綺麗」など、これより上がないという意味の、最上級の想いが込められます。

また愛情表現をする際は、「こよなく」という言葉が似合います。「こよなく愛している」、「こよなく親しんだ」などという使い方をすると、想いに深みが出ます。

〇コミュニケーションを柔らかくする言葉

「待っています」という言葉よりも「心待ちにしています」の方が、言われた相手は嬉しく感じられるものです。

また、「相手に不快感を与えない」言いまわしも、大和言葉は得意です。 たとえば、「妥協する」と言いたい時は「折り合う」、「暇があれば」は、「お手すきの時に」と言い換えます。

ビジネスでよく耳にする「恐れ入りますが・・」、「不躾(ぶしつけ)ではありますが・・」も、実は大和言葉で、自分を下げて相手を敬うという、日本人らしい丁寧な言いまわしです。

この様に列挙すると、いやはや、これまでごっちゃに使っていました。 もう少し勉強します。

大和言葉に直球勝負。