天の公理とは

※※※11月2日(木)※※※

昨日来報道されている、神奈川県の座間で短期間に9人を殺したという事件は、正に衝撃的な猟奇事件です。

未だ、情報が全部出てきていないので軽々に判断は出来ませんが、少なくとも9人が殺害されたという事実は確定している様ですので、犯罪史上に残る大事件に発展する可能性があります。

現在の報道によると一般の人間には理解できないような事が起こっているようですが、 これがすべて本当だとしたらまさに常軌を逸した犯罪だと言えます。

そこで、「犯人は正気だったのか?」という疑問が出てきますが、今まで犯罪を犯した犯人が正気であった例は一度も無く、「正気でないから犯罪を犯す」というのが犯罪心理分析の常識です。

それでは、「正気の定義とは何か?」という疑問が出てきますが、裁判では、事実関係を争っても無駄ですので「被告は正常な精神状態で無かったゆえ鑑定を求める」となる様です。

犯罪者の精神状態というのは常に正常ではありませんから基本的に精神鑑定というのは意味の無い作業で、「精神状態が異常だったと」言う事は免罪の理由にはならないのです。

簡単に言うならば、これが認められれば犯罪者は全て不問に付されるという理屈になります。

(難波秀哉氏のブログより引用)

天の公理」という概念があります。 その意味は「どこの国のどういう法律であろうと、やっていい事と駄目な事を決まっているという考え方」で、その中の一つが「殺人」です。

国によってはとんでもルールを施行しているところもありますが、どんな国においても「人を殺す」という行為はやってはいけない事です。

これが即ち「天の公理」という事で、いついかなる時でも「殺人」は犯してはならないことです。

「公理」という言葉を辞書で引くと「ある命題を導きだすための前提として導入される、最も基本的な仮定のこと」とあります。

しかし、凡そ犯罪者というジャンルにカテゴライズされる集団は、この前提を逸脱している訳ですから即ち「正気では無い」という結論に至ります。

天の公理に直球勝負。