「心をば 活かせ 殺すな 偏るな、 高く 小さく 伸びやかに 持て」
大げさに言うならば、この言葉は、教育者として心がけていた言葉です。 なかなか、この様には指導できなくて、反省していました。
しかし、この言葉、誰が詠んだか知りませんでした。 ところが、今日、偶然にも、これは 林子平 が詠んだものだと知りました。
林子平といえば、「海国兵談」が有名ですが、江戸幕府から禁固刑を受け、失意のうちに55歳で亡くなった悲運の人でした。
弾圧の際に詠んだ、「親もなし 妻なし子なし 版木なし 金もなけれど 死にたくもなし」 これは、知っていました。
最近、育爺をしていると、冒頭の言葉を自然と実践していることに気付きます。
今の私の育爺の姿勢が、若い頃の教員時代にあれば、私の人生も今と随分違っていただろうと感じています。
「やって見せ 言って聞かせて やらせてみて、 褒めてやらねば 人は動かじ。 話し合い 耳を傾け 承認し、 任せてやらねば 人は育たじ。 やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らじ。」
これは、大日本帝国海軍連合艦隊司令長官を務めた、山本五十六の言葉です。 今更ながら、人を育てることの難しさを思い知らされています。
人育てに直球勝負。