育爺の極意

※※※10月17日(月)※※※

心をば 活かせ 殺すな 偏るな、 高く 小さく 伸びやかに 持て

大げさに言うならば、この言葉は、教育者として心がけていた言葉です。 なかなか、この様には指導できなくて、反省していました。

しかし、この言葉、誰が詠んだか知りませんでした。 ところが、今日、偶然にも、これは 林子平 が詠んだものだと知りました。

林子平といえば、「海国兵談」が有名ですが、江戸幕府から禁固刑を受け、失意のうちに55歳で亡くなった悲運の人でした。

弾圧の際に詠んだ、「親もなし 妻なし子なし 版木なし 金もなけれど 死にたくもなし」 これは、知っていました。

冨波 義明さんの写真

最近、育爺をしていると、冒頭の言葉を自然と実践していることに気付きます。

今の私の育爺の姿勢が、若い頃の教員時代にあれば、私の人生も今と随分違っていただろうと感じています。

冨波 義明さんの写真

やって見せ 言って聞かせて やらせてみて、 褒めてやらねば 人は動かじ。 話し合い 耳を傾け 承認し、 任せてやらねば 人は育たじ。 やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らじ。
これは、大日本帝国海軍連合艦隊司令長官を務めた、山本五十六の言葉です。 今更ながら、人を育てることの難しさを思い知らされています。
冨波 義明さんの写真
 
人育てに直球勝負。