合掌

 25日は岡角憲次元膳所高校野球OB会長の通夜、26日は宇野勝元野洲町長・元膳所高校同窓会長の告別式に参列しました。

 岡角元野球部OB会長は、長らく高校野球や軟式野球の審判もされていた豪放且つ愉快な性格の方で、私の高校野球指導者時代も大変可愛がって頂き、また、お世話になりました。昨年1月の野球部OB会の新年会でご一緒させていただいたのが最後となりました。

 宇野勝元町長には、創立100周年をひかえ、同窓会会長へのご就任をお願いすることになり、昭和60年の年明け早々に町長室をお尋ねしたことを鮮明に覚えています。何事でも、必ず根拠となる数字を挙げ、素早く・力強く行動される方で、まるで田中角栄元首相と同じ「コンピュター付きのブルトーザー」みたいな方でした。町長室では必ず指相撲を挑まれ、結局、私は一度も勝つことができませんでした。それが心残りです。

 また、昭和62年頃でしたか、学童保育所の保護者会会長をしていました私は、同窓会長をお願いしたご縁を頼りに、宇野野洲町長に学童保育所の新設を直談判したところ、幾つかの質問をされた後、即座に役所で検討の指示を出していただき、あっという間に学童保育所を2箇所作って頂いたこと、この事がとても印象に残っています。現市長も学童保育所には深いご理解をお持ちの様で、現在、野洲駅前に新しい学童保育所が建設中ですが、今日の市民のニーズを約20年も前に察知されていた宇野元町長の政治的感性には驚くばかりです。

 宇野元町長に膳所高校同窓会の会長を快諾していただいた正にその日、岡角元野球部OB会長にもお出会いし、同窓会副会長を引き受けて頂きました。現在の膳所高校同窓会の役員体制は、このお二人が会長・副会長にご就任いただいたことから始まり、90周年、そして、100周年と続いて参ります。「100周年には、一億円の寄付金を集め、校舎改築し、グランドを新設する」との会長の号令のもと、見事にその全てを達成出来たのは、宇野勝会長・岡角憲次副会長のご尽力の賜物だと言っても過言ではありません。

 お二人から、生前頂きましたご厚情に対しまして、改めて御礼と感謝を申し上げ、心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

心からの感謝にも直球勝負