※※※2月17日(日)※※※
文化庁が公表したデータを基に、国法・重要文化財に指定されている滋賀県内の仏像を、種類別の指定件数を都道府県別毎に算出した結果です。(県統計課)
このデータによると、本県の重要文化財の指定件数は813件で全国第4位、この内、「大日如来像」、「薬師如来像」、「観音菩薩像」は、いずれも全国一です。
「大日如来像」①滋賀11、②和歌山10、③奈良7件、「薬師如来像」①滋賀45、②奈良41、③京都35、「観音菩薩像」①滋賀93、②奈良84、 ③京都64
この理由としては、比叡山延暦寺が布教活動のために、県内各地に末寺を数多く建立したことが挙げられています。(京都新聞地域版から編集)
寺社仏閣、仏像マニアの私にはたまりません。 そこで、「仏像」についての整理。
修行の末悟りを開いた人、目覚めた人のことを「仏陀」と言い、仏陀を表わす像を「仏像」と言い、仏像とは「如来像」だけを指します。
「大日如来像」(奈良大仏)=森羅万象の全てを創造した宇宙の根本の仏を表わす如来像
「阿弥陀如来像」(鎌倉大仏)= 王位を捨て出家した法蔵比丘(ほうぞうぴく)を表わす如来像
「薬師如来像」=病気や災難から人々を救う東方浄瑠璃世界の主を表わす如来像、「釈迦如来像」= 仏教の開祖であるお釈迦様を表わした如来像
また、「仏像」ではありませんが、如来の命を受けて一切の魔障を屈服させる如来が化身したものとして、不動明王像、愛染明王像などの「明王像」があります。
不動明王 悟りを求めて修行をしている者を表わした像は「菩薩像」で、観音菩薩像、地蔵菩薩像、弥勒菩薩等などなどがあります。
仏法を守る超人的な力を持つ神を「天」。 梵天、帝釈天、吉祥天などです。
お寺好きの私にはたまりません。
滋賀の仏教文化に直球勝負。