近くて遠い隣国

※※※2月11日(月)※※※

「一言でいいのだ。 日本を代表する首相かあるいは、私としては間もなく退位される天皇が望ましいと思う」

その方は戦争犯罪の主犯の息子ではないか。 そのような方が一度おばあさんの手を握り、本当に申し訳なかったと一言いえば、すっかり解消されるだろう」

これは、韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が、7日のインタビューで、発したとんでもないとも言える発言です。

長年の懸案である従軍慰安婦問題は、日本の天皇による元慰安婦への謝罪の一言で解決するとの見解を示したものです。

しかし、日本政府と韓国政府は、2015年に慰安婦問題の最終的で不可逆的な解決のための「日韓合意」を交わしています。

文議長は「それは法的な謝罪」として、「国家間で謝罪したりされたりすることはあるが、問題は被害者がいるということだ」との認識も示しています。

要するに、私達日本人と韓国の人々の間には、相当乖離した感覚があるということの証明です。 

しかし、日韓関係が悪化する中、天皇に関するこの発言は日本の国民感情に悪影響を与える可能性があります。

私も、極めて無礼な発言ではないかと感じています。韓国は、日本に最も近くて、本当に遠い国だと感じました。

日韓感情の乖離に直球勝負。