教育勅語の活用?

※※※1月13日(日)※※※

柴山昌彦文部科学大臣の就任直後の記者会見で「教育勅語」に関する発言です。

現代風に解釈されたり、アレンジした形で使える部分は十分にあり、普遍性を持っている見て取れる。 同胞を大切にするとか国際的な協調を重んじるという基本的な内容を現代的にアレンジして教えて行くことも検討に値する

もう何度も私もブログで発信していますが、「教育勅語」は、国の統治権を持つ天皇が、その大権に基づき直接「臣民(国民)」に対して「下賜(下される)」意思表示である「勅語」という法的形式をとっています。

つまり、法的拘束力を伴っていたことは歴史的な事実であり、このことが軍国主義に突き進むバックボーン(精神的背景)になっていたと理解されています。

だからこそ、第二次世界大戦直後の昭和22年に、「教育基本法」が制定され、翌23年に、国会の両院で「教育勅語の失効を確認する決議」が行われた訳です。

にも拘らず、よりによって文部科学大臣が「教育勅語をアレンジして教育に活用する検討の余地がある」ということは、どの様な思想があるのかと感じます。

教育勅語に直球勝負。