言い訳の極意

※※※12月18日(火)※※※

どうしようもない窮地に追い込まれた場合にどの様に言い訳をするのか、最近良い本を見つけました。

有名人の「殺し文句」を分析した「ザ・殺し文句(川上徹也・著)です。

この中には、大正時代の総理大臣原敬の有名な殺し文句が紹介されています。

原総理の元には、毎朝数十人もの陳情客が来ていますが、朝一番の客には必ず、次の様に言ったそうです。

「君の話は、いの一番に聞かねばならんと思ってね」

そして、最後まで待たせた客には、「君の話は、ゆっくり聞かねばならんので、最後になった」と言ったそうです。

原が来た順に会っていることは客の方も分かっていましたが、原総理にこのように言ってもらえたら悪い気はしません。

自分を特別で重要だと思わせることが、言い訳の極意という事です。

「ザ・殺し文句」の「殺し文句の法則10カ条」のうちの1つが「プライドをくすぐる」ですから、正に合致します。

この様に窮地に追い込まれた場面で、有名人達はどの様に対処したかの実例が挙げられており、大変勉強になりました。

早速、実践あるのみ。

殺し文句に直球勝負。