※※※10月3日(水)※※※
「教育勅語」については、昨年3月13日~14日のブログで詳しく書かせて頂きましたが、またまた、「教育勅語」亡霊の登場です。
安倍政権下で内閣改造が行われ、文科相に就任した柴山昌彦新文科相が教育勅語に関して、「現代的にアレンジして教えよう、と言う動きは検討に値する」と述べました。
そこで、改めて、昨年のブログを引用して、教育勅語の問題点を押さえておきたいと思います。 今日は、その1回目です。
※※※2017年3月13日(月)※※※
今、話題となっている「教育勅語」について、3回に分けて私見を書き留めておきたいと思います。
(1)先ず、「教育勅語」とは、正確には「(天皇の)教育に関する勅語」です。 「勅語」とは、天皇陛下のお言葉やそれを文章にしたものを指します。 つまり、「教育に関して明治天皇が下されたお言葉」ということです。
この「教育勅語」は、1890年(明治23年)10月30日に発布され、1948年(昭和23年)6月19日に廃止されています。
(2)次に一部の保守的な人や稲田防衛大臣が讃える 「教育勅語」の内容を簡単にして紹介します。
①親に孝行する事 ②兄弟や夫婦は仲良くする事 ③友人とは信じあう事 ④慎み深く行動する事 ⑤周りには博愛の精神を持って接する事 ⑥勉強と仕事を頑張って知能を鍛え、徳と才能を磨く事 ⑦公共の利益に尽くす事 ⑧憲法を重んじ、法律に従うこと ⑨緊急時は公の為に奉仕する事 ⑩以上の事をもって国、皇室を支える事。
①~⑧については、誰に言われるまでもなく、また、強制されることもない当然の事柄ばかりです。
⑨、⑩は、これがあるから廃止されたとも言える重要な部分です。
稲田防衛大臣などは、①~⑧の部分に焦点を当て養育の「核の精神」だとか、全てが悪いわけではないとかトンチンカンな発言をしています。
教育勅語問題に直球勝負。