全国地震動予測地図

※※※9月7日(金)※※※

今後30年以内に震度6弱地震が起こる確率は、どれくらいなのでしょうか。 

政府の地震調査研究推進本部は、今後30年以内に「震度6弱」以上の揺れが起きる確率を示す「全国地震動予測地図」を公表しています。

2018年版は今年6月26日に発表され、その発生確率は2018年1月1日時点の評価に基づいています。

その前に、先ず、そもそも震度6強とはどのような揺れになるのでしょうか。

震度6強・・・ はわないと動くことができない、飛ばされることもある、大きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生することがある。

震度6弱・・・ 立っていることが困難になる、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。

全国地震動予測地図によると、南海トラフ巨大地震の懸念がある地域でも、高知市75%、徳島市73%などと高めの値になっています。

また、首都圏でも千葉市が85%、横浜市が82%となっています。

一方、地震調査研究推進本部は、「確率の値が低いからといって決して安心ではない。」とのコメントを出しています。

「この統計は、日本全国を250mメッシュ(250四方)で調査し、計算しているので、かなり膨大なデータである。 

その中から県庁の所在地、道内は振興局所在地の建物があるメッシュの値なので、値が低く出ている地域でも少し離れたところでは高い確率になる場所もある」としています。 低い確率だからといって安心ではない」としています。

さらに、「揺れに見舞われる確率」にも注意が必要で、これは震度6弱以上の『揺れ』に見舞われる確率を示しており、地盤が柔らかく弱い場所だと揺れやすくなり、値が高く出ることもあります。

地震対策に直球勝負。