真に知的な人とは

※※※8月31日(金)※※※

知的かどうか」は、人間の優劣を決めるものではありません。 しかし、知的であることは世の中においては有利ですし、知的な人物が必要とされています。

今日は、「知的かどうか」を判断するという知的判断の基準について、興味深いお話しをお聞きしました。

よく、学歴、職業、資格、言動、経済的状況などが「知的かどうか」の判断基準として使われていますが、それで「知的かどうか」は分かりません。

今回、私が聞いたのは、次の5つの態度から分かる「知的人物象」でした。

異なる意見に対する態度 (知的な人)→ 異なる意見を尊重する。(非知的な人)→ 人は異なる意見を「自分への攻撃」とみなす。

自分の知らないことに対する態度 (知的な人)分からないことがあることを喜び、それについて学ぶ。 (非知的な人)→ 分からないことがあることを恥だと思い、学ばない。

人に物を教えるときの態度 (知的な人)→ 自分に「教える力」がなくてはいけないと思う。 (非知的な人)相手に「理解する力」がなくてはいけないと思う。

知識に関する態度 (知的な人)→ 損得抜きに知識を尊重する。 (非知的な人)→ 何のために知識を得るのかが明確にならなければ知識を得ようとしない。

人を批判するときの態度 (知的な人)相手の持っている知恵を高めるための批判する。 (非知的な人)「相手の持っている知恵を貶めるための批判」をする。

知的であるというのは、「頭脳が明晰であるかどうかではなく、大変な忍耐と冷静さを持ち、自分自身の弱さにきちんと向き合う態度」だと学びました。

最近、どうも国会議員は勿論、県議会議員でも高邁で横着な言動がとても気になる私には、「目から鱗が落ちるが如き」お話しでした。

知的かどうかに直球勝負。