1点多い方が勝ち

※※※7月28日(土)※※※

高校野球真っ盛りですが、流石に昨日の北大阪大会決勝戦、大阪桐蔭 対 履正社 の試合にはしびれました。

試合は3点リードされた履正社が、8回裏4点を取り逆転。 大阪桐蔭の最後の攻撃となりました。

先頭打者が四球で出て、次打者は送りバント。 しかし、3塁への小フライでダブルプレーが成立し、一瞬にして2死走者なし。 これで、万事窮すとなりました。

しかし、野球というのは恐ろしい競技です。 履正社にとっては、もう甲子園に大手をかけた最良の状況が、投手心理を翻弄します。

2死走者なしから、連続3四球であっという間に2死満塁の状況へ。 しかも、打者は大阪桐蔭のスター選手  君。 蛇に睨まれたカエルの如く、押し出し四球を与え同点となりました。

ここで、履正社の投手は、しっかり投げないとと目覚めます。 そして、魅入られたようにストライクを取りに行くと、2点打を打たれます。 これで、6対4、勝負ありです。

もし、この回、履正社の送りバントが決まっていて、1死2塁の状況なら、履正社投手は後続を押さえていたのではないでしょうか。 

野球に「たら」はないと言いますが、履正社が優勝していたと感じました。 

野球は「九回から」とか、「2死から」とか言いますが、野球は9回が終わった時点で、1点以上多いチームが勝つスポーツだと言うことを痛感する一戦でした。

履正社の投手が、今後の野球人生、社会人人生をどう送るのか、このドラマは続いて行きます。

野球のドラマに直球勝負。