タピオカ論争

※※※7月14日(土)※※※

近年、使い捨てプラスチック製品をめぐっては、欧州委員会が削減や再利用の対策作りに乗り出すなど、規制が世界的な流れとなっていますが、台湾政府が6月に打ち出した「プラスチック製ストローの使用を禁じる規制案」が波紋を呼んでいます。 

この規制案は廃棄プラスチック製品がマイクロプラスチックとなり魚や貝などの体内に入ったり、ストローが亀の鼻に入るなど、海洋汚染を防ぐ狙いから行われるものです。

規制案では、来年7月からファストフード店やショッピングセンターなどで、店内用に使い捨てのプラスチック製ストローを出すことが禁じられ、将来は持ち帰り用も認めない方針です。

しかし、台湾名物の「つぶつぶのタピオカ」が入ったミルクティーを飲むのに「ストロー無しでどうやって飲むのか」、「ストロー廃止は、タピオカミルクティーが終わる日だ」との声が挙がっています。

タピオカミルクティーは、専用の太めのストローで、タピオカのつぶつぶをズルズルと吸い上げる食感が人気の台湾名物だからやっかいです。

これに対して、規制を担う環境保護署の担当官が、「スプーンで食べればよい」と反論したことで「タピオカ論争」が盛り上がっているそうです。

蔡英文総統はこの発言について「そんな言い方は社会に受け入れられない。 私だって、タピオカミルクティーをどうやって飲めば良いか知りたい」と語ったと伝えられています。

台湾の飲料業者も、紙製の使い捨てや、洗えるステンレス製など、代わりのストローの検討を始めたそうですが、私からは「麦わらや葦で作ったストロー」を提案させて頂きます。

これなら環境に優しいストローだと思いますが、如何でしょうか?

タピオカの吸い方に直球勝負。