新聞を読まない人

※※※6月27日(水)※※※

麻生太郎副総裁兼財務大臣の程度の低すぎる放言癖には、日本国民として許しがたい怒りを覚えます。

昨日は、政権与党幹部のゆるみ、たるみ、はたまた、慢心からくる放言の一つとして、「30歳前半までの有権者は、一番新聞を読まない世代。 全部新聞を読まない人は、全部自民党なんだ」という放言について書きましたが、今日はその放言内容の問題点について挙げます。

麻生氏のこの発言は、新潟県新初田市で行われた講演会で放たれた内容ですが、この内容は次の様な観点から問題があります。

①新聞の報道内容は偏向しており、これにより読者の考え方も偏向すると、新聞の存在自体を否定していることです。 

新聞社によって、記事の取り上げ方は違いますが、新聞記事を読むことにより、社会の多様性を理解し、共感したり、批判したりする中で、自らの価値観を育んでゆくことが重要です。 

このことには触れずに、「新聞を読まない世代は正しい人、その正しい人は自民党支持とする」思考回路は、程度の低すぎる、悪すぎるものです

②若い世代が新聞を読まずに自民党支持になっているという発言は、若い世代を冒涜するもので、大きな問題があります。

今、起きている社会現象を、様々な角度から比較検討することができない世代を正しいとする思想は、極めて悪意満ちたものです。

意見の異なる人々を尊重し、謙虚に自己を見つめ決断することができない世代を礼賛するとする」思考回路は、程度の低すぎる、悪すぎるものです

世の中には様々な人々がおり、様々な考え方や意見があります。 新聞報道にも様々な切り口があります。 

様々な意見を聞き取り、偏らない謙虚な姿勢を育成することが、重要だということをくれぐれもお忘れなく。 また、若者を馬鹿者扱いすることなかれ。

麻生発言に直球勝負。