シルバー総会挨拶

※※※5月30日(水)※※※

平成30年度野洲市シルバー人材センター総会が開催され来賓出席し、ご挨拶をさせて頂きました。

~ ~ ~ 本日は、「野洲市シルバー人材センター定時総会」が、この様に盛大に開催されましたこと、誠におめでとうございます。

野洲市シルバー人材センターにおかれましては、地域から信頼される高齢者就業の拠点として、また、就業ニーズに対応する機関として、さらには、会員同士の触れ合いの場として、日々ご尽力頂いておりますことに、改めて敬意と感謝を申し挙げます。

引き続き長寿社会の活性化のために、ご経験豊かな皆様方のお力添えを賜りますよう、心からお願いを申し上げます。

さて、皆様も既に良くご存じだとは想いますが、昨年公表されました「平成27年都道府県別生命表」で、滋賀県の男性の平均寿命は81.78歳で日本一、女性も87.57歳で第4位にランクされ、本県は日本一の「健康長寿県」となりました。

また、「平均寿命」だけでなく、「健康寿命」についても平成25年度に厚生労働省が公表した「健康日本21の推進に関する報告書」では、男性79.47歳で第2位、女性84.03歳で第3位 ということでありました。

そこで、本県の「平均寿命」や「健康寿命」が全国最上位にランクされる理由について、先日、本県の分析結果が公表されましたので、かい摘んでご紹介させて頂きます。

先ず、本県の「平均寿命」や「健康寿命」が高い要因として、「生活習慣」との関連が指摘されています。

「生活習慣」とは、喫煙や飲酒の習慣、運動やスポーツの実施、自己啓発学習や 社会活動への参加などが 挙げられますが、本県の男性の喫煙率は全国で最下位、飲酒率は 男性は少ない方から4位、女性は13位、スポーツの実施率は男性は4位、女性は6位、そして、様々なボランティアへの参加率は、男性は2位、女性は4位でした。

つまり、滋賀県人は喫煙・飲酒率が低く、運動やスポーツをする人が多い、そして何より、各種ボランティア等への参加率が高いこと等が、全国上位を占めていることが、「平均寿命」や 
「健康寿命」の数字に反映されているとしています。

そして、これら「生活習慣」は、県民の「生活環境」との関連が極めて高いことがも併せて指摘されています。

「生活環境」とは、県民所得や所得格差、失業率や労働時間、高齢単身者率など、いわゆる日常の暮らしを営む社会条件のことですが、これらの社会条件が飲酒・喫煙などの「生活習慣」に大きな影響を及ぼしているとしています。

因みに本県の県民所得は全国4位、失業率は、低い方から2位、労働時間は短い方から9位、そして、高齢単身者率は全国で最も低く第1位でした。

つまり、本県の「健康長寿」の要因は、健全な「生活習慣」を送っている人が多く、それらを支える「生活環境」が整えられていることが大きいとの分析でした。

この様な「健康長寿県・滋賀」が、引き続き活力ある社会を維持して行くためには、高齢者の皆さんが長年培われてこられた経験と能力を活かして、様々な社会活動に参加できる環境づくりが喫緊の 課題となります。

何歳まで 働くかは、個人の選択の問題ではありますが、就業意識の高い方々に対して、そのご要望に適した就業機会を用意することは、超・高齢社会に課せられた責務でもございます。

また、この事は、単に高齢者に個人的な生き甲斐を提供するというだけではなく、我が国が直面する社会保障の負担軽減に資することでもあります。

野洲市 シルバー 人材センターにおかれましては、高齢社会の就業ニーズに対応する機関として、今後も様々な分野で地域社会の皆様との関係を大切にしながら、ご発展され、「健康・しが」の 一翼を担って頂きます様心から期待しております。

また、会員の皆様には、「自主・自立・共働・共助」のシルバー人材センターの理念に基づき、皆様ご自身の生き甲斐の充実を図られながら、長寿社会の活性化のために、お力添えを賜ります様、お願いを申し上げる次第です。

結びに、野洲市シルバー人材センターの今後益々のご発展と会員の皆様のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、本日のお祝いの一言とさせて頂きます。

本日は、誠におめでとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。 ~ ~ ~

シルバー人材センターの運営に直球勝負。