滋賀県長寿の秘密

※※※5月28日(月)※※※

昨年公表された「平成27年都道府県別生命表」で、滋賀県の男性の平均寿命は81.78歳で日本一、女性も87.57歳で第4位にランクされました。

また、平成25年度に厚生労働省が公表した「健康日本21」の推進に関する報告書では、健康寿命男性79.47歳で第2位、女性84.03歳で第3位でした。

本県の「平均寿命」や「健康寿命」が全国最上位にランクされる理由ですが、この2つの寿命は「生活習慣」との関連が極めて深いことが指摘されています。 

生活習慣」とは、喫煙や飲酒の習慣、スポーツの実施や自己啓発の習慣、そして、社会活動への参加習慣などが挙げられます。

本県の男性の喫煙率は全国最下位、飲酒率は男性は少ない方から第4位、女性は13位、スポーツの実施率は男性は第4位、女性は第6位、そして、様々なボランティアへの参加率は、男性は第2位、女性は第4位でした。

喫煙・飲酒率が低く、スポーツをする率が高い、そして、各種ボランティアへの参加率が高いなど、心身の健康のための重要な項目においてバランス良く全国上位を占めていると言えます。

さて、この「生活習慣」は、失業率や労働時間、県民所得や所得格差、高齢単身者率や図書館利用率などの「生活環境」との関連が極めて高いとされています。

本県の失業率は低い方から全国第2位、労働時間は短い方から第9位、県民所得は高い方から第4位、図書館利用率は14位、そして、高齢単身者率は少ない方から第1位でした。

これら「生活環境」の良好さが「生活習慣」の確立に寄与していることが分かります。 運動やボランティアの取り組みを通して、生き甲斐と楽しさを感じることが重要との分析です。

つまり、本県県民の「健康長寿」秘密は、健全な「生活習慣」を持っている人が多く、それらを支える「生活環境」が整えられているということになります

滋賀県民の健康に直球勝負。