ピョンチャンで開催中の冬期五輪も、羽生選手、小平選手が金メダルを獲得し、まさに佳境を迎えています。
しかし、スポーツには、まばゆいくらいの歓喜と栄光がある反面、辛く残酷な挫折が同居しています。 人一倍努力しても成果や成績が残せない場合の方が多いことを、私達は忘れがちです。
そんなことを考えながら、大学時代の「体育社会学」の講義ノートを開いてみると、その1ページ目に「スポーツの語源」が書き留められています。
~ ~ ~ 日本の「スポーツ」(SPORTS)は、「スポート= 娯楽」(SPORT)に「S」がついた複数形で、「競技会」や「運動会」を意味する。
スポートの語源は、18世紀のイギリスの貴族達の「気晴らし」のゲームである、競馬やゴルフ、クリケット、ボートなどを指す。
これら気晴らしのゲームを「身体を使って運動する人」の事を「スポーツマン」と呼ぶようになり、そこから、様々の「スポーツ」が「運動する」という意味の動詞となった。 ~ ~ ~
さて、大学時代のノートに書き留められた「スポーツの語源」からスポーツの本来の意味を考えると、スポーツは人から強制されることでもなければ、嫌々行う訓練でもありません。
オリンピックや国体を開催する目的や意義、競技力を向上させる方法や手段も、自ずとスポーツの語源の中にあります。
スポーツの精神に直球勝負。