近江の葦文化

※※※1月9日(火)※※※

あるお祝い事があり、びわ湖ホテルの「おおみ」に寄せて頂きました。 このお店の正面の壁一面は、びわ湖のアシ)でしつらえられており、その素晴らしさに感動しました。

アシヨシ」の違いについて聞かれますが、漢字はどちらも「」です。 今日も話題になりましたので、早速、浅い知識、断片的なうんちくを傾けました。

日本は「豊葦原とよあしはら)」の国とも呼ばれるように、浜辺にアシが群生する景色を指しますが、この場合は「(ヨシ)」と書いて「アシ」と読ませます。

そもそも、アシは「葭(カ)=若く幼い茎」、「蘆(ロ)=長く成長した茎」、「葦(イ)=成熟して穂の出た茎」と三段階に区別されて呼ばれます。

遮光材料(葦簾=よしず)としては「葦」が軽くて最良であることから、和名ではこの漢字を当てて「アシ」と呼びます。

しかし、「悪し」に繋がることを嫌い、「葦」と書いて「ヨシ(善し)」と読ませたことからややこしくなっています。

ちなみに、「人間は考える葦(アシ)である(パスカル)」と学びましたが、洋の東西を問わず、この植物は悩ましい存在です。

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近江の葦文化に直球勝負。