本不忘、末不乱

※※※1月2日(火)※※※

本(もと)を忘れず、末(すえ)を乱さず」、これが、私の本年の抱負です。

人はよく枝葉のことには気をつけますが、ややもすると本を忘れがちです。 始めは注意深く、慎重に行いますが、途中から雑になり、終いには破れかぶれになりがちです。

一生懸命になった意気込みを失い、皆様から頂いたご厚意を忘れ、言い訳を始め、手抜き行い、終始一貫、初志貫徹ができない人の如何に多いことか。 これが本を忘れた姿です。

私は、「本を忘れず」とは、「恩を忘れるな」ということだと思います。 今の自分が有ること、生きていることに対する「両親への海より深い、山より高い恩」です。

そして、現在でも自分を取り巻く様々な人々、環境、或いは、物品の一つに至るまで恩を忘れてはならないと考えています。

これは、私が35年間の高校野球に携わってきた時、私の指導理念としていた「野球ができる事への感謝を感じられる人間力の育成」、つまり「感謝の野球」に通じる考え方です。

自分に対する感謝(存在・健康など)、②人への感謝(親・兄弟・指導者・仲間など)、③環境への感謝(施設・設備・道具など)への感謝を感じられる人間力の育成を心掛けていました。

この経験を忘れず、還暦を迎える「午年」の本年、4年目の集大成の年として、「本を忘れず、末を乱さず」頑張ります。 変わらぬご声援を心からお願い申し上げます。

rs2341-8386-13070024-b今年の誓いに直球勝負。