東京都議選の大敗、内閣支持率の急降下を受け、中谷元・前防衛相の「政治家は人の意見を聞く耳を持つことが大事だ」とし、耳を傾ける具体的な対象を「かきくけこ」で表現しています。
「か」 = 家内の言うこと、「き」 = 厳しい意見、「く」 = 苦情、「け」 = 見解の異なる人、「こ」 = こんな人たち、これらの意見も聞かないといけないとしています。
中谷氏が最も言いたかったのは、安倍首相が都議選最終日の街頭演説で言い放った「こんな人たちに私たちは負ける訳にはいかない」の「こんな人たち」です。
また、「政治家にとって人の意見を聞くというのは大事なこと。 演説の時にヤジとか批判はあるが、そういうものに挑発されず、しっかりと誠意をもって伝えるところは伝えたらいいのではないか」と安倍首相の発言に苦言を呈したとされています。
氏は6月にも、森友学園や加計学園問題をめぐる安倍首相の対応について「あいうえお」を使って、「焦らず、威張らず、浮かれず、えこひいきせず、おごらず」と忠告していました。
それでは、私も負けずに「さしすせそ」の格言で締めくくります。
「さ」 = 差別せず、「し」 = 自慢せず、「す」 = ずるせず、「せ」 = 殺生せず、「そ」 = 忖度せず、そんな資質を有する政治家を求めたいものです。
4文字熟語で表すと、「さ」 = 三権分立を順守し、「し」 = 私利私欲に走らず、「す」 = 水平思考を重んじ、「せ」 = 責任転嫁を慎み、「そ」 = 率先垂範する、そんな政治家でしょうか。
あかさたな格言に直球勝負。