今日、「事実と真実」の違いについて、元中学校教員をしていた同僚議員の文章から学びましたので紹介します。
~ ~ ~ 「真実の最大の敵は事実である」、これはドン・キホーテを著したセルバンテスの言葉。 折に触れて思い出す言葉である。
ある女生徒が「修学旅行には行かない」と言う。 彼女は(家庭に経済的な困難があったが)就学援助があり、旅行費用については自己負担がなかった。 このことは、事実。
しかし、クラスメートとお風呂に入ることを考えた時、親に新しい下着をねだることはできなかった。 だから、「行かない」と言った。 これが、真実。 ~ ~ ~
さて、私はこの文章を読んで、思わず「加計学園問題」に置き換えました。
総理から、「加計学園に決めろ」との指示がなかったのは、多分、事実だと思われます。 しかし、総理への忖度から「加計学園に決める」しかなかったのが、多分、真実だと思います。
事実は明らかになっても、真実は解明されないのでしょうね。 つまり、「真実の最大の敵は事実である」、正にセルバンテスの言う通りです。
真実の究明に直球勝負。