最近の有名人の言葉で一番気に入ったのは、2月6日に放送されたテレビ番組でのタレントの武井壮さんのこの発言です。
~ ~ ~「先生とか学校教育というものに、過度に求めすぎだと思う。 いじめが起こっていたら先生は対処はするべきだ。
しかし、その責任を先生や学校に取らすというのは絶対に違うと思う。 それは個人と親が負わなければダメです。
だって、子供のことも時間使って育てているのも親だし、人間性がわかっているのも親なんだから。」 ~ ~ ~
同番組のいじめについての議論の中で、1人の塾講師が「いじめは教員が解決しなければならないのか?」、「いじめの原因は、家庭環境にあるのではないか?」と発言しました。
この発言に対して、会場の方々からは、「それでも、いじめの責任は教員にある」という反応が起こりました。
これに対して、武井さんは、「教員は対処はしなければいけない。 しかし、いじめの結果責任を教師と学校にばかり取らせるのはおかしい」と、塾講師の意見に賛同したのです。
教員経験のある私は、思わず「その通り。 座布団10枚」と叫んでしまいました。
いじめの問題が起こると「教師や学校の対処の仕方が悪い」、「教員が先生が守らないのが悪い」と、教師や学校にばかりにいじめ問題の責任を求める風潮があります。
当然のことですが、教師や学校に責任がないという訳ではありません。 しかし、「いじめ問題の最終責任を教師や学校に求めがちな昨今の風潮」に、一石を投じる意見でした。
イジメの最終責任に直球勝負。