細菌とウィルス

※※※2月15日(水)※※※

相変わらずインフルエンザ(今年はA型)が猛威をふるっているようで、会議や電車の中でもマスクをしている方を多く見かけます。

インフルエンザウィルスからの感染予防のためだけではないと思いますが、取りあえずマスク位はしておこうと言う方は多いのではないでしょうか?

しかし、インフルエンザウィルスの大きさは、マスクの布目よりはるかに小さくマスクでは防止できません。

他人のウィルスが付いた物に触った手で、直接自分の口を触ることを防ぐという意味では有効かもしれませんが。

そこで、久しぶりに、病気を引き起こす原因となる微生物である「細菌」と「ウイルス」についての授業を少々やらせて頂きます。

~ ~ ~ コレラや腸チフス、食中毒などはコレラ菌や腸チフス菌などの「細菌」、一方、風邪やインフルエンザは、「ウイルス」の仕業です。

細菌は「生命体」を持つ生物、ウイルスは「半生命体」のとも言われます。

細菌」は単細胞体生物で、人間の身体の中に入ると、人間の細胞にくっ着いて栄養を吸収し、代わりに独を吐き出して細胞を殺してしまいます。

しかし、自分は吸い取った栄養を吸収しながら細胞分裂を繰り返しながら増殖します。 この増殖を止めるのが、抗生物質です。

一方、「ウイルス」は自らは細胞を持たず、他の生物の中に入り込んで生きるという特性を持っています。

しかし、入り込むだけではなく、その細胞に自分のコピーを大量に作らせ、細胞を破壊します。 この連鎖により、ウイルスは短期間に大量に作られます。

細胞を持ちませんので、抗生物質は効きません。

いずれにせよ、インフルエンザが流行中ですので、みなさん自己免疫力を高めておきましょう。 ウイルスに対抗できるのは、自分の抵抗力だけです。 ~ ~ ~

インフルエンザウィルスに直球勝負。