電車ビワイチ

※※※1月14日(土)※※※

滋賀県では琵琶湖を眺めつつ、サイクリングを楽しみつつ琵琶湖を1周する「ビワイチ」という観光企画を売り出しており、県内外の皆さんから好評を頂いています。

しかし、自転車で廻るとなると、その自転車を準備するのにお金がかかったり、また、体力的にもきつそうですので、我々や子ども達にはハードルが高い企画です。

そこで、私が住む野洲市内の小学校では、5年生の校外活動の一環として、電車を利用した「ビワイチ」を実施されています。 その行程を紹介します。

①先ずは、JR琵琶湖線(東海道本線)の「野洲駅」から、「京都駅」方面へ向かい、京都駅の1つ前の「山科(やましな)」まで行きます。

②次に、「山科駅」でJR湖西線に乗り換えて琵琶湖の西岸を北上します。

大津京駅」(天智天皇の大津宮がある)→ 「唐﨑駅」(近江八景の一つ、老松で有名)→ 「比叡山坂本駅」(明智光秀の居城坂本城があった)→ 「堅田駅」(近江八景の一つ、落雁で有名)→ 「安曇川(あどがわ)」(近江三賢人の一人、中江藤樹の生誕地)などを経て、滋賀県最北の駅「近江塩津駅」(菅原道真と羽衣伝説で有名な余呉湖がすぐ近く)に到着。

 
 ③今度は、「近江塩津駅」でJR北陸線に乗り換えて、琵琶湖東岸を南下します。

木之本駅」(豊臣秀吉と柴田勝家が戦った古戦場・賤ヶ岳)→ 「高月駅(たかつき)」(織田信長の妹:お市の方が嫁いだ浅井政長の小谷城跡がある)→ 「長浜駅」(秀吉が築城した長浜城がある)→  「米原駅」(すぐ近くに関ケ原がある)に到着。

④「米原駅」からは再びJR琵琶湖線(東海道本線)となり、「彦根駅」(井伊家35万石の城下町、それ以前は石田三成の佐和山城がありました)→ 「安土駅」(信長の安土城跡がある)→ 「近江八幡駅」(秀吉の弟である関白秀次が作った町)→ そして、終点の「野洲駅」(国内最大の銅鐸を含め24個もの銅鐸が出土した町)に到着。

滋賀県・琵琶湖をぐるっと一周すると、弥生・飛鳥時代のロマン、そして、戦国時代にタイムスリップするほど、歴史と文化の宝庫と巡り合えます。 皆様も是非一度チャレンジして下さい。

電車ビワ一に直球勝負。