リニア新幹線の愚

※※※11月28日(月)※※※

リニア中央新幹線」(東京~大阪)の内、品川~名古屋間が、2025年の開通を目指して急がれています。

しかし、この「リニア新幹線」については、日本の歴史上最悪の負債となる可能性があり、具体的には次の3つの問題があると指摘されています。

電力消費問題 ・・・ リニアは超伝導磁石の力で車体を浮上させるため、「新幹線の3倍」とも「原発の数基分」とも言われる電力が必要とされています。

これは、東日本大震災直後から、政府や電力会社、マスコミが煽り立てていた「電力不足のための原発必要論」と矛盾する政策ではないでしょうか。

所要時間問題 ・・・ 新幹線とリニアモーターカーの最新比較シミュレーションでは、東京から名古屋に移動する時間の短縮は僅かに数分から数十分だけで、所要時間に大差がないことが判明してきました。

建設費用問題 ・・・ リニアモーターカーの建設には9兆円もの費用が必要になると試算されていますが、建設費用が高ければ、乗車費用も当然上昇することになりますので、乗車料金が数万円ということになるかもしれません。

これらから、料金が高い上に新幹線と時間に大差がないのならば、最初に一回だけ乗って、それ以降は誰も乗らないのではないかとの懸念があります。

そうなれば、リニアモーターカーは事実上の負債状態となり、いずれは増税などのような形で国民が負担させられることになります。

さらには、ほとんどがトンネルであることから、地下水脈や生態系への影響など自然環境の破壊の問題、人口減少局面での利用者確保の問題など、懸念材料には事欠きません。

「これでもやるのか、リニア新幹線」というのが、私の率直な感想です。 皆さんは如何お考えでしょうか?

リニア新幹線の愚に直球勝負。